医院名 |
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医療法人社団隆愛会 前田内科医院 |
院長 |
前田 洋典 |
住所 |
〒869-4212 熊本県八代市鏡町下有佐178 |
診療科目 |
内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病内科 |
電話番号 |
0965-52-1310 |
生活習慣病ってどんな病気なの?
生活習慣病の定義と範囲(厚生労働省より)
生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。
生活習慣病の範囲や定義には、はっきりと定められたものはありませんが、健康増進法では「がん及び循環器病」、「健康日本21」では、「がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等」と位置づけています。
生活習慣病に該当する病気(日本生活習慣病予防協会より)
生活習慣病に該当する主な病気として、例えば、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、高尿酸血症/痛風、肥満症/メタボリックシンドローム、脂肪肝/非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性肝炎(NASH)、アルコール性肝炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫や慢性気管支炎)、肺がん、大腸がん、歯周病、などが挙げられます。また上記以外に、生活習慣の以外の要因(例えば加齢)の影響が強い傾向はあるものの、動脈硬化、骨粗鬆症、ロコモティブシンドローム、サルコペニア、フレイル、睡眠障害などもやはり生活習慣病という側面がある病気です。
現在、我が国において高血圧の方は約4300万人おられると推定されています。
そのなかで、適切に血圧がコントロールされているのは僅か1200万人です。
つまり、約3100万人の方は、自分が高血圧であるか知らない(1400万人)、知っていながら治療をされていない(450万人)、治療をしていても目標に達していない(1250万人)方々です。(日本高血圧学会より)
高血圧症は脳心血管病(脳卒中および心疾患)の最大の危険因子です。
当院ではガイドラインによる適切なコントロールを基準として、一人一人の状態にあったコントロールをしています。
インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患です。
生活習慣病と関連するのは主に2型糖尿病です。2型糖尿病は、インスリン分泌低下やインスリン抵抗性を来たす素因を含む複数の遺伝因子に、過食・運動不足・肥満・ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症します。
持続する中等度以上の高血糖により、特徴ある症状(口渇・多飲・多尿・体重減少・易疲労感)を呈します。しかし、それ以外の場合は自覚症状に乏しく、病識のないまま進行する場合も多い疾患です。
慢性に続く高血糖は、微小血管症(網膜症・腎症・神経障害)および全身の動脈硬化症を進展させ、脳卒中・心臓病・腎不全・閉塞性動脈硬化症・認知症などを引き起こします。
脂質異常症(高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症・高トリグリセライド血症)は動脈硬化を進行させる危険因子の1つです。更に、数ある動脈硬化危険因子の中でも最も粥状効果を促進させ心血管疾患の主たる危険因子であることが証明されています。
合併症(高血圧・糖尿病・脳卒中・虚血性心疾患・腎臓病など)の有無により危険因子を層別化し、各々に適した治療が必要になります。
食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせて治療を行います。